溶接するときの姿勢を詳しく解説!
こんにちは!
株式会社吉田溶接は、埼玉県さいたま市緑区に拠点を置く溶接業者です。
全国各地を対象に、現場溶接を手掛けております。
今回は、溶接するときの姿勢について詳しく解説します。
溶接姿勢とは、溶接工が溶接作業を行うときの姿勢のことです。
溶接姿勢の種類はさまざまですが、この記事では上向き・下向き・立て向き姿勢についてそれぞれ解説いたします。
ぜひ最後までご覧くださいね!
上向き姿勢
上向き姿勢とは、天井などのように作業者の上に材料がある状態で溶接する姿勢です。
上を見続けながら作業しなくてはならないため、溶接姿勢の中で最も難易度の高い姿勢となります。
重力によって継手の溶け込みが浅くなりやすく、裏波ビードがへこみやすいので注意が必要です。
また、TIG溶接か半自動溶接か、被覆アーク溶接か、溶接の方法によって難易度も変わります。
下向き姿勢
下向き姿勢は、上向き姿勢とは逆に作業者の下に材料がある状態で溶接を行う姿勢です。
比較的自然な体制で溶接するので、難易度は高くありません。
溶接未経験者が最初に覚える基本的な溶接姿勢です。
立て向き姿勢
立ち姿勢は、溶接対象が作業者の前にある状態での姿勢です。
継手に対して下から上への「上進」や上から下への「下進」、縦方向に垂直移動します。
一般的なのは上進で「カチ上げ」、下進は「流し」「ダウン」とも呼ばれることが多いです。
下進は階段の手すりなどを溶接するときに用いられます。
下向きよりも難易度が高い専門級で、理由としては溶接棒やトーチが不安定になりやすいからです。
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最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。